賃貸アパートとか賃貸マンション、この東京のどれくらいの数がるのでしょう。
ちょっと想像しても、見当がつかない数字になってしまうと思うのです。
どんな住宅街に行っても、必ずどこかにマンションなりアパートなりの存在があると思われるのでしょう。
私、昨年春、見事大学受験に合格し、超田舎の町からこの東京へやって来たのです。
私のふるさとは、人間の数より牛の数多いといわれる町です。
ですから本来ですと、「街」と言いたいのですが、「町」にもなってしまうのです。
「街」と書くと、どこかハイカラな表現にもなるような気がするのです。
ですからそんな超ハイカラな街、東京に住めるとなるとまたこれが、夢のようにも思えたのです。
そしてその東京、人の多さにビックリしたものです。
特に新宿駅の人の多さには、何百万人もいそうな気がして、恐ろしくもなったのでした。
そして私が住むようになった三鷹市。
ですが駅は、吉祥寺を使うのです。
なんでもこの吉祥寺は、人気NO1の街と言うのでした。
若者が一杯いて、私にも合っているのかなと思える街です。
そんな外れに住むアパート、築10年くらい経ったものでした。
小奇麗になっていたので、住むことにしたのです。
駅から歩いて数分と言う便利な場所でもあったからです。
ですが、家主さんにお願いしたことがあるのです。
それはカギを交換してもらったのです。
前に住んでいた人が、どんな人か知りません。
自分の用心のため、カギの交換を願い出たのでした。
と言うのも、実家の親がそうお願いしろと言われて来たのです。
東京と言うところは、怖いところ。
何があるか判らないの、出来るだけの用心はするようにと、言われて出てきた私です。
女の一人住まいですから、親も心配すると思うのです。
いろいろな事件が報道されるたびに、携帯電話がなるのです。
そこには、メールで「大丈夫か?」の一言が入っているのでした。
でも、カギを替えたことで、不審者が入って来る心配はないと思っています。
また戸締りは、しっかりとしています。